面接カードは志望動機が作れれば簡単なもの
公務員の面接試験は、受験生が事前に提出する面接カードによって進められます。つまり、面接カードというのは面接試験の「方向性を左右する」ものであり、「面接官の質問が決まる」ものでもあります。
しかし、面接カードに何を書けば良いのか分からずに進まない・・・という公務員受験生が多いのです。面接カードに記入する内容は、一般的に以下のようなものがあります。
- 【志望動機】なぜ公務員になりたいのか、公務員になったら何をしたいのか
- 【過去】今まで最も苦労したこと、学生生活やアルバイトで得たこと
- 【自分】短所や長所、性格、自己PR
- 【その他】趣味、興味、関心・・
以上のような項目は決まりきっています。国家公務員試験でも地方公務員試験でも、試験種がどのようなものでもほとんど同じことを書かせます。特に、最近は国家公務員試験を中心に「コンピテンシー評価面接」という方式が採用され出しています。コンピテンシーとは、「行動に表れる能力、特性。結果や成果と結びつく能力、特性」と人事院が定義付けしています。コンピテンシーを簡単にいえば、過去に何をしたか?ということをしっかりと見ましょう、ということです。
つまり、公務員の面接試験ではあなたの過去と考え方が重視される、ということです。
未来よりも「過去」と「考え方」が評価される
面接カードをよくみると、やけに「学生時代」とか、「今までの経験」とか、過去の話を記入させることが多いことに気付きます。これも、一種のコンピテンシー評価を重視する傾向の表れといっても良いでしょう。
コンピテンシーの考え方は、未来ではなく過去や現在を重視するということです。例えば、「○○をしたい」というのは未来のことですが、実際に○○ができるかどうかは別の話です。にも関わらず、その○○が素晴らしいことであれば採用したくなってしまいますが、これだと○○ができない人である可能性もあります。つまり、「○○をしたい」というのは、それがどんなに素晴らしい内容であっても、実際にできるかどうかは分からない。
しかし、例えば、過去に□□の経験があるとします。これは、過去に実際に体験しているものですから、今後も□□をすることはできそうですよね。この、□□ができる、という事実がコンピテンシーです。
ここは重要なのでもう少し具体的に説明しておきましょう。
例えば、水泳ができるとします。これは過去の経験です。一方で、今後やりたいことは、「サッカー」をしたいとします。この場合、水泳とサッカーをつなぐ必要がありますが、それを「水泳で培った体力と孤独に耐えた精神力」としたらどうでしょうか?この場合、体力はあるけれど、協調性に欠けそうだからサッカーは向いていないなぁと思いませんか?本当は、水泳も仲間同士で切磋琢磨して皆でがんばったのかも知れません。
しかし、面接試験はたったの数十分で決まります。面接官はあなたのことを1から100まで聞かずに、自分の考えで判断します。この場合、あなたは不幸にもサッカーをしたいという目的を実現するための人材としては適切とみなされない可能性が高いといえるでしょう。
コンピテンシーが過去ならば、志望動機は未来です。この過去と未来をつなぐのが面接カードの役割です。
つまり、志望動機がサッカーならば、面接カードに水泳を挙げる場合、「皆と協調してリレーで優勝、これが協調がさに大切なサッカーにも活かせる」となっていたらどうでしょうか?過去と未来がしっかりとつながっています。面接カードというのはこういった視点で書いていく必要があるのです。
なんだ簡単ではないか?そうです。面接カードは何も難しいことではありません。しかし、あなた自身の中に眠る「過去」と「現在」と「未来」をあぶり出し、それらを連結させる(つなぎ合わせる)作業が難しいのです。
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